合宿の総評とお礼
合宿では百舌鳥FC育成会の目的である「自立した選手を育成する」をテーマに各イベントの中で選手を観察し、時には自立を促す声かけを行いました。
「自立」とは
①チャレンジ精神がある
②責任感がある
③協調性がある
これらはサッカーのプレイのみでなく、これから先、子どもたちが社会に出て行くための、人格形成にとっても必要な事であると思います。
合宿ではコーチとしても色々な発見がありました。
まずは、5年生がとてもしっかりしていることが分かりました。
人数は少ないですが、仲間意識が強く協力的であります。その上、各自やるべき事をしっかりと素早く行えていました。
就寝時の声かけをしに行くと、枕投げなどをして騒いでるのかと思いきや、すでに部屋は消灯され、こちらがドッキリを仕掛けられているのかと思うぐらい静かで、横一列、綺麗に敷かれた布団に皆が寝ていました。
まだ眠りについている様子は無かったので、「ちょっとぐらい話してもいいんやで。」と声をかけると、「え⁈いいの⁈」と、嬉しそに返答してくれました。守るべき約束は守る。素晴らしいです。
6年生も、低学年に対して優しさのある選手がこの学年には多い印象です。合宿中も5年生に対し積極的に声をかけてあげる子が多かったです。
夜のコーチミーティングという名の飲み会で(すみません!お酒は少しだけです!)監督が、今年の6年生は個性的な子が多いが、まとまりがあり良い学年だと仰っていました。
就寝時のエピソードとして、別の団体がうるさくてなかなか眠れない6年生の子どもたちが、コーチの部屋に来て「コーチ、夜遅くにすみません。周りがうるさくて眠れないので注意してくれませんか?」と丁寧に頼ってきてくれました。日頃のおちゃらけた感じからは想像ができない、意外にもしっかりとした言葉に成長を感じました。
母の日のサプライズメッセージは、合宿の1週間ぐらい前から考えてもらっていたのですが、みんな思いのほか積極的に、「こんなこと書くわ!」と声に出して言っていました。
合宿での練習内容としては、普段と違い低学年担当コーチも指導に入ってくれたので、ポジション別、個別指導の練習を試みました。
子どもたちも新鮮さを感じたのか、いつもより集中して行えていました。一部の選手からの希望もあり、この個別練習は、通常練習の時にも取り入れていこうと考えています。
合宿での選手ミーティングで、個人の目標を出し合うところまでは進みました。チームの目標は5月中に決めることになりましたので、また後ほど報告いたします。
その他、合宿中にあった子どもたちの声として、このようなことがありました。
「下野池に試合で負けたのは、合宿が楽しみ過ぎて前の日に寝れなかったからや!」
「合宿って修学旅行より楽しいわ!修学旅行知らんけど!」
「ビーチサッカーめっちゃ楽しいな!ビーチサッカークラブにしよや!」
「キャンプファイヤー凄すぎ!火の神様にサッカー上手くなれるようにお願いしたで‼︎」
成長した部分と、まだまだあどけなさが残る部分とがあり、選手一人ひとりの特徴がさらに分かったことが、コーチとしてもとても良いイベントとなりました。
保護者さまの協力のおかげで、チームビルディングの一環として新しい1年間のスタートを、合宿という形で楽しく有意義に行うことができました。
ご協力ありがとうございました。
(高学年担当コーチ 和田)